OSTD plus のタオルは、ふわふわでとても触り心地がいいタオルです。
触り心地のよさから『家族で取り合いになるタオル』という嬉しいご感想も多くいただいています。
そんなOSTD plus のタオルはどのようにして生まれたのでしょうか。
OSTD plus のはじまりと名前に込められた願い
OSTD plus の誕生ストーリー
このブランドは当社がタオルの地域問屋として創業30年の節目を迎えるにあたって、タオルにとっての「当たり前」とは何かを改めて見つめなおして生まれました。
名前に込めた願いがあります
OSTD plus には当社の願いが込められています。
OSTDとは、新しいスタンダードの略です。
Original Standard 新しいスタンダード→→ OSTD
新しいスタンダードとは、柔らかくやさしい肌ざわり、使いやすいボリューム感、高い吸水性を持ち合わせ、さらにそれぞれのライフスタイルになじむものと私たちは考えます。生活に心地よさを届けてくれるタオルが理想です。そして、プラス(plus)とは、「さらに環境に配慮していく」ことを表しています。OSTD plus には個々のライフスタイルや環境への想いが込められています。
理想をカタチする
理想をカタチにするため。タオルにとっての「当たり前」とは何かという原点にこだわり、開発を進めました。まず、肌ざわりやボリューム、吸水性というタオルに求められる当たり前とされることをもう一度見直して、タオルのデザインも基本を大切にデザインしました。
タオルへの愛とこだわりを持って
開発にあたっては「柔らかさ」と「耐久性」、「吸水性」と「速乾性」などタオルに求められることは相反する要素が多く方向性を定めることに苦心しました。どちらか一方だけを高めると、どちらかの要素のクオリティーに影響がでます。それならば、それぞれの良さを最大限に引き出せるバランスを併せ持ったタオルを作成しよう!と決めて開発をスタートしました。企画の立ち上げまではスムーズに進みましたが、実際に製品をカタチにするにあたっては試行錯誤の連続でした。開発の日々には、弊社スタッフのタオルへの愛とこだわりがつまっています。
試行錯誤した日々
特に苦労したのはタオルの風合いを決める後処理の工程です。植物由来の補助原料を溶かして空気のポケットを作り柔らかく吸水性のよいものにするため、補助原料の使用量や糸の撚り回数など、30回以上の試作を行いました。試作に当たっては日本の原料メーカーとともに中国の自社工場に現地入りして、紡績から後処理まで製造工程のすべてを確認。各工程の課題を洗い出し克復していきました。一貫工場だからできる強みです。仕上がった製品の検品や検針、パッケージングも自社の検品所で行っています。
そして、試作を一年繰り返し、肌ざわりやボリューム、吸水性というタオルに求められる当たり前をとことん追求したタオルが出来上がりました。デザインは、それぞれのライフスタイルになじむように特にカラーにこだわっています。シンプルなデザインの中にアクセントカラーのラインが入っているのもポイントです。
グッドデザイン賞2023を受賞!
OSTD plus が試行錯誤して作り上げたfuwafuwaシリーズとmocomocoシリーズのフェイスタオルとバスタオルは2023年度のグッドデザイン賞も受賞!環境に配慮した新しいスタンダードタオルであることを評価していただきました。使っていただく方のことを思いながら作り上げたものがこうして認められることはこれ以上ない喜びです。グッドデザイン賞を受賞したfuwafuwaシリーズとmocomocoシリーズについて詳しくご紹介しますね。
fuwafuwaシリーズの良さと魅力
fuwafuwaシリーズの特長は、見た目以上に軽くてふんわりとした肌ざわりです。洗濯するたびに柔らかい風合いを感じることができますよ。繊維にできた空気の隙間が軽さとふわふわ感を生み出しています。ふんわり感の秘密は「中空糸」。下の図右側にあるように綿糸と一緒にテラマックⓇを撚って作られた特殊な糸です。
※テラマックⓇ は植物由来の特別な繊維で、ユニチカ株式会社の商標登録です。
[普通糸] [中空糸]
上の図を見てもわかるようにテラマックⓇと綿糸で撚った糸がタオルの製造工程でテラマックⓇだけが分解されて空気の隙間を作り、それがふわふわ感を生み出しています。図の左側の普通糸の断面図と比較しても「中空糸」がより多く空気を含むことができることがわかります。
fuwafuwaシリーズとmocomocoシリーズの比較記事にも織り方の違いが書かかれているのでそちらもぜひご覧くださいね!
fuwafuwaシリーズのタオルの詳しいご紹介はこちら
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OSTD plus タオル・ fuwafuwa シリーズのご紹介
mocomocoシリーズの良さと魅力
次はmocomocoシリーズをご紹介しますね。下の図にあるようにボリューム感と弾力のある肌ざわりのmocomocoシリーズは特殊な加工を施した糸(テラマックⓇ)と綿糸を組み合わせて作られています。
タオルを織った後に洗いをかけテラマックⓇが分解されると、撚りがゆるまり繊維に空気の隙間ができます。それがふんわり感や弾力のある肌ざわりを生み出す仕組みです。また分解に際して、従来は石油系の補助原料を使用していましたが、OSTD plusは植物由来のテラマックⓇを使用し環境への配慮も大切にしています。
※テラマックⓇ は植物由来の特別な繊維で、ユニチカ株式会社の商標登録です。
詳しい商品の説明はこちらをご覧ください。
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OSTD plus タオル・ mocomoco シリーズのご紹介
さらなる未来へ
OSTD plus の誕生秘話、いかがだったでしょうか。
私たちスタッフの想いや願いがつまったOSTD plus のタオルをより多くの方に手にしていただき、使った方が自然と誰かに教えたくなるような、そんな存在でありたいと思っています。
これからも今に満足することなく、もっともっと暮らしに寄り添う商品を生み出していきたいです。現時点では2023年度のグッドデザイン賞を受賞したフェイスタオル・バスタオルに加えて、タオルハンカチやタオルケット、バスマットがラインナップされています。
近い将来、ルームウェアやインナーウェアなど、OSTD plus の心地よさをいかしたアイテムを更に開発していけたらと思っています。OSTD plus のタオルが皆様の暮らしの中にそっと寄り添い、日々の暮らしをほんの少し豊かにするお手伝いができたら嬉しいです。